「成長痛だから安静にするしかない」と言われたオスグッドシュラッター病の痛みでも改善できます!
成長期のお子さんが膝の痛みを訴えて整形外科を受診すると
「オスグッドだね。成長痛だから痛みが和らぐまでスポーツはお休みするしかない」
と言われてしまうことが多いです。
せっかく上手くなるために練習をしてきたのに、「成長痛だから安静」と言われてもライバル達はどんどん上手になっていくし置いて行かれてしまう・・・。
「安静に」と言われても1日でも早く復帰したい!
また親御さんも痛みで思いっきりプレーできないお子さんを見ているのはとても苦しいと思います。
オスグッドは成長痛ではありません。
長期に安静にする必要もありません。
しっかりと原因を特定し、治療を行えば早期に競技復帰が可能です。
成長期に骨が伸びるのは関係ない!?
オスグッドシュラッター病は、筋肉が縮むのと拮抗して骨が伸びてしまうため成長痛(オスグッドによる痛み)が起きると言われていますが、もし仮にそれが原因であるなら同じ競技をしている子は背の高い順にオスグッドになっていないとおかしいですよね?
オスグッドシュラッター病は背の高さ、低さに関係なく起こります。
また「左右両方とも痛い」と訴える子もいれば「右足だけ痛い」という子もいます。
世の中に右足の骨の方だけが伸びやすいという子はいません。
また、競技特性はあれど右と左の筋肉を使用する頻度が9:1とか8:2なんて偏ることはまずないです。利き足がある競技でもせいぜい6:4くらいのものです。
なのに片側の骨だけ伸びてと片側の筋肉の緊張が起きて片側だけオスグッドになるというは理論的におかしいですよね?
オスグッドの痛みの原因は大腿四頭筋だが・・・それでは改善しない理由
オスグッドシュラッター病はスポーツをすることで太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が過緊張をおこし、大腿四頭筋の付着する脛骨粗面に牽引ストレスが加わり炎症が起きて痛みを引き起こす。炎症によって皮神経が癒着を起こし痛みを引き起こします。
一般的に言われるオスグッドシュラッター病の痛みのメカニズムですが、これは私も間違っていないと思います。
多くの整骨院、整体院では
「大腿四頭筋が硬くなっているのが原因だからここをほぐしましょう」
「脛骨粗面での癒着が原因だからここを剥がす整体をしましょう」
という治療をおこなうところが多いです。
大腿四頭筋を緩め、脛骨粗面の癒着を剥がせばそれで痛みが改善する可能性もありますが、すぐに痛みが戻るケースもあります。
それは大腿四頭筋に過剰にかかってしまう負荷の原因を取りのぞいていないからです。
多くの整骨院、整体院では体に関する知識が少ないため、硬くなった筋肉にばかりフォーカスしていますが、硬くなってしまう原因を取りのぞかない限りオスグッドシュラッター病の根本改善にはつながりません。
土井治療院では機能解剖学、機能神経学的観点からオスグッドシュラッター病を引き起こす大腿四頭筋の過緊張が起こるの原因を7パターン考えています。
土井治療院では7パターンある大腿四頭筋が過緊張を起こす(オスグッドが痛くなる)原因を様々な検査から的確に捉え、
8通りの鍼治療✖️18通りの整体を組み合わせた治療
をすることで痛みの根本改善が望めます。
オスグッドの痛みの原因(大腿四頭筋過緊張を起こす原因)①過去の捻挫などによる固有受容感覚からの入力低下により回内足になり、床からの反力が吸収できず膝への衝撃増大
過去の捻挫や疲労骨折などが原因で足首~足部にかけての固有受容感覚の機能が低下すると回内足(偏平足)になり、歩行時に踵をついた際に床からの衝撃吸収が足首周辺でおこなえず、その分大腿四頭筋が衝撃吸収しようとして負荷が増大し、膝に痛みを引き起こす。
オスグッドの痛みの原因(大腿四頭筋過緊張を起こす原因②剪断(スラッピング)動作による下腿外旋、大腿内旋で起こる膝関節のねじれによる負荷増大
歩行時やダッシュをする際に、つま先が床を離れる際に無意識に踵が内側に入る動き(スラッピング)が起きることを繰り返すと膝から下の骨(脛骨)は外旋、大腿骨は内旋位となる。
下腿外旋、大腿骨内旋位だと片足で体重を支える際に膝周りの靭帯(じんたい)の支持機構が使えなくなるため膝周辺の筋肉に負担がかかり膝に痛みを引き起こす
オスグッドの痛みの原因(大腿四頭筋過緊張を起こす原因)③前脛骨筋の伸張性収縮不全による床反力衝撃吸収能力低下→膝関節への床からの衝撃増大
歩行時やランニング時、踵接地した際にすねの筋肉(前脛骨筋)が働くことで床からの衝撃を吸収してくれるが、前脛骨筋が機能低下を起こして衝撃を吸収することができず、大腿四頭筋が衝撃を吸収しようとするため過緊張を起こし膝が痛む。
オスグッドの痛みの原因(大腿四頭筋過緊張を起こす原因④PMRFによる片側荷重&股関節外旋位による膝のねじれによる負荷増大
PMRF(橋延髄毛様体形成)という脳の部位に機能低下が起きると股関節は外旋位になり、膝関節でねじれを起こす。
下腿外旋、大腿骨内旋位だと片足で体重を支える際に膝周りの靭帯(じんたい)の支持機構が使えなくなるため膝周辺の筋肉に負担がかかり膝に痛みを引き起こす。
さらにPMRF機能低下側に重心が偏るため大腿四頭筋への負荷が増大し、膝の痛みを訴える。
※PMRFが問題の場合は片側の膝の痛みを訴えることが多い。
オスグッドの痛みの原因(大腿四頭筋過緊張を起こす原因⑤交感神経優位による屈筋群過緊張(外側広筋、大腿筋膜張筋)、伸筋群弱化(大殿筋、ハムストリングス)によるアンバランスによる負荷増大
自律神経の交感神経が過剰優位な状態が続くと屈筋群(大腿四頭筋)が過緊張を起こし、伸筋群が弱化してくるというアンバランスが起きてきます。その結果、太ももの前の筋肉である大腿四頭筋(外側広筋)に過剰に負荷がかかるようになり膝に痛みを引き起こす。
オスグッドの痛みの原因(大腿四頭筋過緊張を起こす原因⑥交感神経優位による炎症反応促進、痛みの閾値低下
自律神経の交感神経が過剰優位な状態が続くと炎症反応が促進されるので
「いつまでたっても腫れがひかなくて痛い」
といった症状を引き起こします。また痛みの閾値が下がるため、痛みに敏感になりシップや痛み止めを飲んでもあまり痛みが変わらない膝の痛みを引き起こす
※シップや痛み止めといった消炎鎮痛剤は交感神経優位にするので長年使用している人は益々治りづらくなる。
オスグッドの痛みの原因(大腿四頭筋過緊張を起こす原因⑦脊柱の姿勢維持筋弱化による腰椎後湾、骨盤後傾姿勢、膝屈曲位による膝への負荷増大
スポーツをしている時以外の時間は
・机に座って勉強している
・スマホをいじるかゲームをしている
という子は脊柱の姿勢維持筋が弱くなって猫背になりやすいです。
猫背になると骨盤は後傾し、通常よりも膝が曲がった状態(膝屈曲位)でスポーツをすることが増えてしまいます。
膝屈曲位でプレーを続けると大腿四頭筋にかかる負荷は増えるため膝に痛みを引き起こしまs。
当院での施術
なかなか改善しないオスグッドシュラッター病の原因は当院があげた7パターンの原因が複数重なっていることもあります。
その場合、
・筋肉をほぐす
・ゆがみを整える
・鍼治療をする
など一つの決まった治療法だと一時的に痛みは改善しても痛みが戻ってしまいます。
土井治療院ではセミナー総額2000万円以上費やし、オスグッドシュラッター病に対する知識、技術を磨いてきました。
8通りの鍼治療と18通りの整体治療を組み合わせ、大腿四頭筋への負荷が増大する7個のパターンを改善することでどこへ行っても治らなかったオスグッドシュラッター病の痛みを改善することができます。
また、今後の再発予防をするために一人一人にカスタマイズしたエクササイズ動画をお伝えしています。
オスグッドシュラッター病に対してこのようなアプローチができるのは当院のみです。
当院はオスグッドシュラッター病で苦しむ子を1秒でも早く現場復帰させ、再び笑顔を取り戻せるよう精一杯サポート致します!
オスグッドシュラッター病の痛みでお困りの方はぜひ当院へご来院ください
お電話ありがとうございます、
土井治療院でございます。