慢性腰痛を悪化させる筋トレ方法
慢性腰痛でお困りの方、歩く時は勿論、立ち上がった時や、座った時、寝る時にまで痛みが出る。
そして、それが長年続くことで日常生活に支障が出てしまっているのではないでしょうか。
慢性腰痛に悩む多くの方々は、これまでマッサージ屋に行って揉んでもらっても、その場は良くなった感じがするけどすぐに戻ってしまい、結局長年改善せず慢性化してしまった、そんな経験をお持ちです。
また、一般的な治療院に行くと「筋トレをしましょう」と言われた経験をお持ちの方も多いようです。
一般的に筋トレは、体幹を鍛えれば、体幹の筋肉が姿勢の改善と腰椎の支持に役立っていると考えられているため、推奨されることも多くあります。
しかし、実は慢性腰痛はマッサージや筋トレをしても改善しない。
むしろ、筋トレは逆に腰痛をさらに悪化させてしまう危険性があるのです!
今回は、筋トレをすると腰痛が悪化してしまう理由を解説するとともに、悪化させないために、先ずするべきこと、こちらも併せて説明していきます。
長年抱えていた辛い腰痛を改善したい方は、是非最後までご覧ください。
目次
①多くの慢性腰痛患者が患う“筋肉の過緊張”とは?
②腰の痛みを慢性化させる脳の働きとは?
③なぜ、慢性腰痛患者は筋トレで症状を悪化させるのか?
④長年患っている慢性腰痛を改善させるため、最初にするべきこと
⑤一般の治療院では改善しない慢性腰痛がなぜ土井治療院では改善できるのか
①多くの慢性腰痛患者が患う“筋肉の過緊張”とは?
人間の体は本来、動きに合わせて筋肉の一つひとつが働くことで筋肉の働きが分散され、負荷がかからないようにできています。
しかし、何らかの原因で筋肉が過剰に緊張状態(過緊張)になり、特定の筋肉に負荷がかかりやすくなる。これを、「オーバーブレーシング」と言います。
オーバーブレーシングは、主に屈筋(体を曲げる時に使う筋肉)や背中の筋肉など、大きい筋肉が緊張します。
中でも特に背骨周りの筋肉がこのオーバーブレーシングになりやすく、
ここにオーバーブレーシングが起こると、体幹部を固めてしまい脊椎を過度に圧迫します。
この過度な圧迫こそが、腰に痛みを出すのです。
ただし、このオーバーブレーシング(筋肉の過緊張)はレントゲンやMRIなどの画像所見では何も出てこないため、病院では原因不明と診断され、湿布や注射などの対症療法が選択されてしまうのです。
②腰の痛みを慢性化させる脳の働きとは?
では、このオーバーブレーシンによって引き起こされた腰痛が、どうやって慢性化するのか。
もう少し詳しく解説します。
元来、腰には「侵害受容器」という痛みを起こす刺激の受容器がたくさん存在します。
この受容器には、「つねった時に痛い」「熱いものを触った時に痛い」といった痛みのほか、
「関節が曲がっている」「筋肉が縮んでいる」といった、体の状態を脳に伝える働きがあります。
そのため、関節や筋肉が必要以上に曲がったり縮んだりした際、過度に圧迫され刺激されると、脳が「体が危険だ」と判断。痛みとして体に危険信号を伝えるのです。
つまり、前章でお伝えした
“背骨周りの筋肉がオーバーブレーシングになると体幹部を固めてしまい脊椎を過度に圧迫し痛みが出る”
これは、つまり腰に存在する侵害受容器が過度に圧迫されることで、脳が危険を察知し痛みを出しているのです。
そして、このオーバーブレーシングの状態が改善されないまま続くことで、脳がその状態を記憶。
さらに過緊張が続くことになり痛みを慢性化させてしまうのです。
③なぜ、慢性腰痛患者は筋トレで症状を悪化させるのか?
ここまで、腰の痛みがどのように引き起こされているのか、そしてどのように慢性化するのかを
腰痛患者の体に起こっているオーバーブレーシング(筋肉の過緊張)とともに解説してきました。
では、この状態で腰痛患者が筋トレを行うと、どうなってしまうのでしょうか?
一般的に、腰痛改善のための筋トレは、主に体幹部の筋肉を鍛えることが推奨されます。
体幹部とは、お腹や腰回り、背中の筋肉です。
つまり、すでに過緊張している背中周囲の筋肉を鍛えようとすることで、さらに緊張を促してしまい、
その結果、腰椎への圧迫が強まり、さらに腰痛を悪化させてしまうというわけです。
また、その際屈筋が緊張すると身体が丸まり、姿勢がさらに崩れ腰椎にかかる負担が大きくなってしまいます。
姿勢を維持するために行っているはずの筋トレが、実は却って姿勢を悪くし腰痛を悪化させることに繋がっているのです。
④長年患っている慢性腰痛を改善させるために、最初にするべきこと
ここまで読んでいただいた方、腰痛を改善させるためには
まず痛みの原因となっているオーバーブレーシングを改善する必要があるということをご理解いただけたと思います。
では、オーバーブレーシングはなぜ起こるのか?
その原因には、下記があります。(一部抜粋)
・過去のケガにより防御反応で筋肉が緊張する。
・運動不足により神経の機能が低下。結果、使っていない筋肉の働きが悪くなり、その代償を他の筋肉が行うことで負担が大きくなり緊張する。
・自律神経の乱れにより無意識下で筋肉が緊張状態になる。
・「目の動き」と「背中の筋肉」は連動しているので、スマホの見過ぎなどで筋肉が緊張する。
・視覚、前庭系(バランス感覚)の問題で脊椎のバランスが崩れ、安定させるために背中の筋肉が緊張する。
多くの腰痛患者は、
これらの要因が複数個複雑に絡み合ってオーバーブレーシングを引き起こしています。
整体などでマッサージをして、一時的に筋肉が緩み、痛みが改善されたとしても、またすぐに痛みを再発してしまうのは、根本原因となっている、これらの要因を解決できていないからといえるのです。
⑤一般の治療院では改善しない慢性腰痛がなぜ土井治療院では改善できるのか
では、なぜ土井治療院では、他の治療院に通っても改善しない、今あなたが困っている慢性腰痛を改善に導くことが出来るのか。
それは、あなたのオーバーブレーシングの原因を見つける独自の技術を持っているからです。
まず、オーバーブレーシングの検査は、視診や触診によって行います。
筋力テストや腱反射、動作テストなども入れながら行っていきます。
先程ご説明した通り、オーバーブレーシングは過去のケガや神経の機能低下、自律神経、視覚や前庭覚(バランス感覚)など、様々な要因が関係してくるため、すべての可能性を考え、細かく検査を行います。
検査で原因を特定した後は、神経の活性化を促す独自の整体と、鍼治療を組み合わせ、根本原因にアプローチ。年間200時間以上かけて行う技術研修で培った高い技術で、腰痛を根本から改善していきます。
長年、腰につらい症状を抱えてきた方も大丈夫です。
今まで沢山の病院や治療院に行ってみたけど痛みが改善しなかったという方でも、もう心配はいりません。
諦めないで、ぜひ一度、土井治療院にご来院下さい。
お電話ありがとうございます、
土井治療院でございます。