不規則な生活による自律神経の乱れが緑内障を悪化させる

 

 

体調が悪く病院に行くと、医師から「この症状は、自律神経の乱れが原因ですね」と言われた経験がある方多いと思います。実は自律神経の乱れは緑内障の進行にも関係があるのです。

 

 

そもそも「自律神経」は、どのような働きをしているのでしょうか。自律神経と緑内障の関係を理解するうえで、まずはそこを知っていく必要があります。

 

自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」に分かれ、無意識に身体のあらゆる調整を行っています。

例えば、血圧や体温、筋肉、呼吸、消化、発汗、血管など生きていくうえで欠かせない生命活動を維持するために必要な調整です。

 

ストレスや環境の変化に応じて体を微調整しながら、全身を最適な状態に保っているのです。

 

つまり、全身の調整を行っている自律神経が乱れるということは全身のバランスが崩れるということです。そのため、自律神経の乱れが関係する症状は多岐に渡ります。

 

 

自律神経の「交感神経」と「副交感神経」のバランスはどのように乱れていくのか

 

主に「交感神経」は活動するときに活発になり、「副交感神経」はリラックスし、身体を休める時に活発になることで、自律神経のバランスを保っています。

 

 

しかし、人間はストレスに直面すると、肉食動物に遭遇した草食動物のように、臨戦モードになり交感神経が活性化します。

この様な状況が継続すると、交感神経が優位になる時間が増え、自律神経のバランスが崩れていくのです。

 

ストレス以外にも、自律神経を乱す要因は多くあります。例えば、スマホやパソコンの使い過ぎ、運動不足、睡眠不足などの生活習慣によっても、交感神経が活性化しやすくなり、自律神経は乱れてしまいます。

特に現代人は、昔と比べて交通機関が発達し、あまり体を動かさなくても移動が可能です。仕事もデスクワーク中心でスマホが頻繁に使われる社会であるため、交感神経優位になりやすい環境だと言えます。

 

また、日々の生活の中でストレスを感じないという人はまずいないと思います。

特に、緑内障の方は「このまま失明してしまうのではないか」という不安で、それだけでも相当なストレスになっているはずです。

 

しかし、そのストレスが緑内障を進行させてしまう要因の一つとなっているとしたらどうでしょうか。

実は、あなたが思い悩むことで自律神経が乱れやすくなり緑内障が進行するリスクを上げてしまうことに繋がっているのです。

 

 

自律神経が乱れ交感神経が優位になると、緑内障に対してどのような影響が出るのか。

 

交感神経が活性化すると血圧や心拍数が上がるだけでなく、網膜の血管が収縮して視神経という目の神経へ行く血流が悪くなります。それにより、酸素や栄養素が不足することで視神経がダメージを受けやすい状態となり、緑内障が進行するリスクが上がるのです。

加えて、眼血流が悪くなると眼圧が上がるということも、これまでの様々な研究から明らかになっています。

 

 

またさらに、自律神経は先ほどの図でも示したように「呼吸」の調整にも関係します。交感神経が優位になると、呼吸は浅く早い状態となります。

 

本来、呼吸をする際には腹腔内にある、「横隔膜(おうかくまく)」が働きます。

横隔膜とは人体最大の吸気筋で、胸郭の下部にあるドーム状の筋肉です。

 

呼吸が浅くて早い状態が続くと、この横隔膜を使った呼吸が段々と出来なくなってきます。すると、呼吸補助筋となる首や肩の筋肉を使って呼吸を行うため、首肩に力が入り凝った状態となってしまうのです。

首肩凝りが起こると頭部への血流が悪くなり、視神経へ行く血流が悪くなります。こうして、視神経がダメージを受けやすい状態となり、また緑内障が進行するリスクが上がるのです。

 

 

ここまでの説明で、どのように自律神経が乱れ、それが緑内障を進行させるリスクを上げてしまう原因となることがおわかりいただけたと思います。

つまり、自律神経を乱す原因となるストレスをいかに溜めずに、規則正しい生活習慣を送れるか。これが重要になってくるのです。

 

 

ストレスを解消するやり方は人それぞれです。趣味を楽しんだり、お風呂にゆっくり入ったりするなど、自分の好きな方法で構いません。一日の中で、意識的にリラックス出来る時間を作ってあげることが大切です。

特にウォーキングなどの有酸素運動はストレス解消だけでなく、全身の血流を良くし、眼圧を下げる効果も期待できるので、日々の生活の中で取り入れていくことをおすすめします。

 

土井治療院の緑内障に対するアプローチ

 

土井治療院では、こうした緑内障患者に対して、鍼と整体を組み合わせて、眼圧を下げることを目的に、自律神経の調整を行っていきます。また、鍼を目の周りに打つことで眼血流を良くし、整体によって首肩凝りを改善していくことで眼圧を下げる効果も期待できます。

 

一方、病院で行われる治療は点眼(目薬)、レーザー治療が一般的です。

こうした治療では、首肩凝りなどの関連症状に対してのアプローチは難しいですが、鍼治療ではそれが可能であるため、緑内障を進行させるリスクを一つでも減らすという意味でも、病院での治療と当院での治療を併用していただくと、とても効果的です。

 

緑内障が進行するリスクを一つでも減らすことが出来れば、緑内障に対する不安を少しでも減らすことも出来るはずです。そこから得られる安心感は緑内障を治療していくうえでも良い影響をもたらします。

緑内障でお困りの方は、ぜひ一度土井治療院にお越しください。

土井治療院